こんにちは!河合工務店
家づくりコンシェルジュの平山です。
1. 地盤調査とは?
家を建てるとき、間取りやデザインに目が行きがちですが、忘れてはいけないのが「地盤」の強さです。
地盤調査とは、その土地が建物を安全に支えられるかどうかを確認するための調査。
もし地盤が弱ければ、建物が傾いたり沈んだりする「不同沈下(ふどうちんか)」のリスクが高まります。
2. なぜ必要なの?
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安心・安全のため
大きな地震や豪雨の際、地盤が弱いと建物が被害を受けやすくなります。
調査することでリスクを事前に把握できます。 -
建築基準法で義務化
2000年の建築基準法改正により、住宅を建てる際には地盤調査が事実上必須となりました。 -
余計な費用を防ぐため
調査を行わずに建築を進め、あとから沈下が起きると莫大な修繕費が必要になることも。
最初にきちんと調査しておくことが将来の安心につながります。
3. 調査の方法
主に次のような方法があります。
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スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)
戸建住宅で最も多く使われる方法。鉄の棒を回転させて地盤の硬さを測定します。 -
ボーリング調査
マンションや大型建築で行う本格的な調査。深い地盤の状態までわかります。
4. 地盤が弱かったらどうする?
もし調査で「軟弱地盤」と判断された場合、以下のような地盤改良工事を行います。
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表層改良工法:地表から数メートルの地盤を固める
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柱状改良工法:地中にコンクリートの柱をつくる
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鋼管杭工法:鋼管を打ち込み、強固な地盤に建物を支える
費用は数十万円~100万円以上かかることもありますが、将来の安心には欠かせない投資です。
5. まとめ
家を建てるときに忘れがちな「地盤」。
しかし、どんなに立派な家でも、支える地盤が弱ければ安心して暮らせません。
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地盤調査は法律上も必要
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不同沈下や地震被害を防ぐために欠かせない
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結果によっては地盤改良工事が必要
家族の命と財産を守るために、まずは地盤の強さを知ることから始めましょう。