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なぜ“良い家”なのに住みにくい?完成後に気づく5つの落とし穴

2026/03/27(金) コラム

「性能も高いし、見た目も気に入っている。
それなのに、なぜか暮らしにくい…」

家づくりを終えた方から、実はよく聞く言葉です。
一見“良い家”に見えても、住み始めてから不満が出てくる家には共通する落とし穴があります。

今回は、完成後に気づきやすい「住みにくさの原因」と、その防ぎ方を解説します。


落とし穴① 間取りは良いのに「動線」が悪い

図面上では問題なさそうでも、実際に暮らすと

  • 洗濯のたびに家の中を行ったり来たりする

  • キッチンと冷蔵庫の位置が微妙に遠い

  • 帰宅後の動線が不便

といった不満が出やすいのが動線です。

間取りは「部屋の配置」だけでなく、
人がどう動くか・毎日何回通るかまで考える必要があります。

▶ 対策
・朝・夜・休日の生活を具体的にシミュレーションする
・「家事動線」「帰宅動線」を言葉にして打ち合わせで共有する


落とし穴② 収納量は足りているのに「使いにくい」

収納スペースが多くても、

  • 奥行きが深すぎて物が取り出しにくい

  • 使う場所と収納場所が離れている

  • 高い位置ばかりで日常使いできない

といったケースは少なくありません。

収納は「量」よりも場所と使い方が重要です。

▶ 対策
・「何を・どこで・どう使うか」を先に決める
・今の暮らしの不満をそのまま収納計画に反映する


落とし穴③ デザイン重視で「生活感」を想定していない

SNSやモデルハウスの影響で、

  • 生活感の出ない家

  • 見た目を優先した間取り

を目指す方は多いですが、実際の暮らしでは

  • 物が置けない

  • 掃除が大変

  • 使い勝手が悪い

といったギャップが生まれがちです。

▶ 対策
・「おしゃれ」と「使いやすさ」のバランスを取る
・モデルハウスは“生活したらどうなるか”で見る


落とし穴④ コンセント・スイッチ計画の詰め不足

住み始めてから後悔しやすい代表例が、

  • コンセントが足りない

  • 位置が微妙

  • スイッチが遠い・わかりにくい

といった細かな部分です。

毎日使うからこそ、小さな不便が大きなストレスになります。

▶ 対策
・家具配置を決めてからコンセント計画を行う
・「今の家で不便な場所」を書き出す


落とし穴⑤ 将来の変化を想定していない

今は問題なくても、

  • 子どもの成長

  • 夫婦のライフスタイル変化

  • 老後の暮らし

によって、住みにくさが出てくることもあります。

▶ 対策
・可変性のある間取りを意識する
・「10年後・20年後」を一度考えてみる


“良い家”と“住みやすい家”は違う

性能が高い、デザインが良い=住みやすい家
とは限りません。

本当に大切なのは、
その家でどんな暮らしをするかを具体的に想像できているかです。

家づくりの段階で
「今の暮らし」「将来の暮らし」「日常の動き」
をどれだけ言語化できるかが、住み心地を大きく左右します。


まとめ|住みにくさは“完成後”ではなく“計画中”に防げる

完成後に気づく住みにくさの多くは、
実は打ち合わせ段階で防げたものばかりです。

  • 図面だけで判断しない

  • 暮らしを具体的に話す

  • 違和感をそのままにしない

この3つを意識するだけでも、後悔は大きく減らせます。

「良い家を建てたい」だけでなく、
「ずっと住みやすい家を建てたい」方は、ぜひ参考にしてください。

 

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